よくある質問
入門を検討している方、道場生、ご父兄からいただくご質問についてお答えしております。
01
空手は未経験ですが、練習についていけますか?
おそらく、練習に当面は付いていけないと思います。(苦笑)
入門当初、数カ月は別メニューで練習していただくことになります。別メニューはそれぞれの体力、能力に併せて、指導員と一緒に練習していただきます。
02
覚えが悪い/運動神経がないのですが、ご迷惑になりませんか?
まったくご心配には及びません。
小学生、中学生の「覚えが悪い/運動神経がない」はまったく心配ありません。個人差はありますが、どんどん吸収していきます。むしろ、「覚えが悪い/運動神経がない」お子さんのご父兄の方々は、周囲の道場生と比較せず、ゆっくり見守っていただければ、立派な選手になります。(不思議と覚えの良い/運動神経のいい子は長続きしないで、選手として大成しない場合が結構あります。)
大人の「覚えが悪い/運動神経がない」方もご安心ください。三鷹剛柔館の一般部はそんな道場生ばかりです。たとえば、子供たちが新しい型をどんどん覚えていくのを尻目に、大人は教わった型をどんどん忘れていきます。(泣)特に、社会人になってから空手を始める方は、空手の動きを体に覚えさせるのに苦労します。また、苦労して体に覚えさせても、半年練習しなければ、もう体は空手の動きを忘れています。大人の空手道は、覚えては忘れるの繰り返しです。三鷹剛柔館には、社会人になってから空手をはじめて、10年以上かかって黒帯になった道場生が何人かいます。あせらずじっくり練習していきましょう。
03
04
練習の開始時間に遅れた場合、途中参加してもいいですか?
問題ありません。
とくに社会人の道場生は、仕事の都合で練習の開始時間に間に合わないケースはあると思います。
なかには、練習時間がのこり20分になっても、練習に参加する道場生もいます。(一度足が遠のくと、なかなか練習に来れなくなるのが人の常です。その意味で、少しの時間だけでも練習に来るというのは、空手を継続するための面白い工夫だと思います。)
体が硬いのですが、上手くなれますか?
上手くなれます。
柔軟性があると空手の蹴りに有利なだけでなく、怪我をしにくくなるという利点があるので、柔らかい方がいいです。
ただ、とくに小学生の体の柔軟性の個人差は問題ありません。練習を継続していると、早い段階で、開脚が180度はおろか、いわゆる体が硬くて開かない子供でも、きれいな上段回し蹴りを蹴れるようになります。
大人で体が硬い方は、子供のようにはいきません。自分自身で柔軟体操をしっかりやらないと、10年経っても上段回し蹴りが蹴れないどころか、相手の腰に回し蹴りをするのが精いっぱいという道場生もたくさんいます。ただ、そういう道場生はみんな弱いかというとそうでもありません。それぞれが工夫して、突きや受けをを磨いたりした結果、上段回し蹴りができる選手とそん色なく戦える道場生もいます。
05
対外試合は、かならず出場しないといけないのですか?
出場を強制することはありません。
三鷹剛柔館は全日本空手道剛柔会に所属しています。道場生は、そのネットワークを活かし、対外試合に参加できることも、この道場で空手を修練するメリットの一つです。
組手の試合でも、型の試合でも、試合会場で大勢の人々が見守る雰囲気の中、普段の練習通りの実力が発揮できるか。普段対戦したことのない相手に対して、自分の練習してきた技が通用するのか。対外試合は普段の練習ではなかなか確認できない空手の技量、精神力を確認する絶好の機会なのです。
ぜひ、対外試合に出場してみることをお勧めいたします。
とくに、お子様が道場生のご父兄にはそれを強くお勧めいたします。
試合会場で大勢の人々が見守る雰囲気の中、始めてみる相手と試合をするプレッシャーに親の自分だってどう対処するのか見当もつかないのに、まわりの道場生につられて子供たちは、それぞれに立ち向かっていきます。主審が「はじめ!」と言ったら戦わなければならないのですから。これが個人競技の醍醐味です。誰の助けも借りずに、試合の時間は相手の攻撃やプレッシャーに対処する時間です。勝敗は二の次で、その時間を経験したお子様はきっと試合に出る前より、成長していると思います。
06
練習以外の行事には参加しないといけませんか?
年間行事のうち、1月の鏡開き、7月の納涼会、12月の納会にはご出席ください。
ただし、学校や会社の行事が最優先であることはもちろんです。
出席できない場合は、「○○と重なっていて、出席できません」と館長にご連絡ください。小さいことですが、これが礼にはじまり礼に終わる武道精神の実践です。
「強くなれればそれでいい」とお考えの方、「子供に空手さえ教えてくれれば十分」とお考えのご父兄には、いわゆる(三鷹剛柔館だけでなく)空手道場で空手を学ぶ/学ばせるのはお勧めできないかもしれません。
三鷹剛柔館も空手の練習だけでなく、「全日本空手道剛柔会 修養訓 五箇条」にあるような武道精神を色々な行事を通して実践しています。
入門をご検討いただいている方が成人の方なら、このような武道精神の実践においても、道場の子供たちのお手本になっていただきたいです。
お子様の入門を検討いただいているご父兄には、ご自身のお子様に空手を通じて何を学ばせたいのか、今一度お考えください。