三鷹剛柔館の特徴
三鷹剛柔館は伝統空手の四大流派のひとつである剛柔流を修練しています。この剛柔流は他の伝統空手と比較して、対戦相手との間合いが近く、曲線的な動きが多い特徴があります。また、技の攻防に動物の動きを取り入れるなど、他流派にない動きがあるのも魅力のひとつです。
また、全日本空手道剛柔会に所属しており、剛柔会のしっかりと体系だてられた指導要領に則り、毎年8月に開催される全日本空手道剛柔会全国大会への出場を大きな目標として、3泊4日の夏合宿、週3回の練習などを通じて空手の技術の向上に努めています。
30年超の安定的な道場運営の実績だけではなく、
□空手だけではなく、「基礎体力の向上を重視した練習」
□道場生によるハイキング、納涼会、クリスマス、夏合宿などの「家族的な道場運営」
□瀬戸口館長を筆頭に「指導者が率先垂範の稽古やイベント運営」
などの特徴をもつ道場となりました。
また、この道場の長い歴史の中で、過去2名の国体選手を輩出するなど、数多くの優秀な選手を育成しております。
全日本空手道剛柔会 修養訓 五箇条
「空手を習う」ことは、単にパンチ(突き)やキック(蹴り)が上手くなり、身体能力が高くなることだけが目的ではありません。また、パンチやキックのコンビネーションを練習し、相手を想定した攻防に強くなることが目的ではありません。
これらのことのみを目的とするならば、スポーツジムやボクシングジム、格闘技クラブなどをお勧めします。
「空手を習う」ことは、パンチ(突き)やキック(蹴り)が上手くなり、身体能力が高くなり、相手を想定した攻防に強くなることはも目的の一つですが、いわゆる、「礼に始まり、礼に終わる」といった武道精神を実践し、身につけていくことも大事な目的です。
三鷹剛柔館では、
□毎回の練習の終りに、「全日本空手道剛柔会 修養訓」を唱和します。
□試合や練習の最中だけでなく、三鷹剛柔館の年間行事のなかで、道場生の父兄や外部の空手関係者に対して、どう「礼儀正しくするか」を実践していきます。
□練習を通じて、体を鍛え、試合のプレッシャーやツライ練習を乗り越えるなかで、心を鍛えます。そして、三鷹剛柔館の年間行事のなかで、道場生の父兄や外部の空手関係者に対して、どう「飾らず、まじめに」に応対していくかを実践していきます。
□練習の最中は、声(気合い)を出し合い、お互いを励まし、道場生の出場する対外試合では、自分の親、子が出場する試合と同様に道場生全員で応援します。そして、夏合宿や納会/クリスマス会などの三鷹剛柔館の年間行事を道場生がどう「ひとつになって、お互いに助け合って」運営していけばいいのか実践していきます。
□これらのことを大人の道場生は、子供の道場生の手本となって。先輩の道場生は、後輩の道場生の手本となって。級や段が上の道場生は、下の道場生の手本となるように実践したり、子供や後輩の道場生を指導していきます。
このように、三鷹剛柔館では、練習を通じて、空手の技術が向上することや、空手が強くなることだけでなく、練習や三鷹剛柔館の年間行事における人間関係を通じて、修養訓にあるような武道精神を実践することにより、学校や職場などの社会において、より充実した生活が送れるようになることを目的としています。